高校生の頃から折に触れて読み耽った、古代ギリシャの数学者ユークリッド。
彼が著したストイケイアは、気を緩ませると情報に埋もれてしまう現代において物事を深く洞察するヒントが散りばめられているのだ。

この幾何学原論は数学を研鑽する者のみならず、現代の論理的思考の礎とも言われる。
当時より遥かに多くの情報が混沌と渦巻いている現代を生きる中で「自分」というものをどう表現するのか。
それはアイディアや閃きだけでなく、太古の昔から厳然とある人間の根元的な部分を見つめずして輝かせることはできないと僕は思うのだ。

五月女 幸希

1986年 青森県生まれ
2013年 大手広告制作会社の撮影アシスタントとしてスチル、動画問わず様々な撮影に従事
2017年 フォトグラファー松本一芭氏に師事
2021年 独立
2022年 北参道に個人スタジオを設立。
現在、雑誌GOETHEはじめ、ファッション広告ジャンル問わず撮影を行う

https://www.instagram.com/saotome_kouki/