シフクノジカン 新原泰佑 × <牛たん炭焼 利久> の牛たん極定食

「ヒカリエには普段からよく行きますが、こちらのお店は初めて伺ったので楽しみです!」と話す新原さん。
――今回、初めてこちらの「牛たん炭焼 利久」さんにいらしたそうですが、まず店内の雰囲気はいかがですか?
趣があるというか落ち着く感じ、温かみのある色合いがすごく落ちつくなと思いました。仙台は、やはり牛たんの街というイメージがありますが、県の色々な特産品が説明付きで飾られていたり、方言一覧みたいなものもあったりと、とても可愛らしかったです。
デザインもすごく可愛くて、お店の雰囲気が“和洋折衷”というか、老若男女、皆さん気兼ねなく入れるし、海外の方が来ても「おっ!」となれるようなオシャレさもあって、いいなと思いました。
――召し上がっていただいたのが、「牛たん極定食」。食べてみた感想は?
肉厚なのにすごく柔らかくて、厚さと切り込みがまさに“極み”というか、何から何までこだわり抜いている感じがしました。焼肉の牛たんや牛たん定食のたんは分厚さだったり、切れ込みがどこに入っているかだったり、そういう違いがあると思うのですが、今回はその切れ込みが、ちょうど自分が噛みたいところにあるんですよね。しかも、外側はすごくカリッとしていて炭っぽく焼かれているのに、中はレアぎみで。赤身と焼かれている部分の“お肉のいいところ”を全部取っている感じがして、「この切れ込み、ズルイな」と思いました(笑)。
■牛たん極定食

選び抜かれた塩で熟成された、贅沢な厚さの牛たん極。旨さ極まる“牛たん極焼”は、「厚み」と「柔らかさ」が絶妙で、食べ応えあり。
――焼き加減が絶妙だったんですね。
そうなんですよ。噛んでいるのにすぐなくなって、この不思議さがすごく良かったです。本当に、口の中に牛がいっぱい広がっていくような感じでした。
――食べているとき、かなり美味しそうな表情をされていたので伝わってきました(笑)。
僕、美味しいものを食べると、うなっちゃうんですよね。眉間にシワが寄っちゃうんです。でも、自然とそうなっちゃいませんか?
――確かにうなってしまう気持ち分かります。食後のデザートには「ジェラート」も召し上がっていただきました。
牛たんはもちろんですが、まさか牛たんのお店に、こんなに美味しいジェラートがあるとは思いませんでした。ミルクといちごの2種類をいただきましたが、まず舌触りや食感が全然違いましたね。ミルクはすごく滑らかでクリーミー、一方でいちごは、ジェラートらしい爽やかさが素晴らしくて。ミルクは口の奥まで広がっていく感じで、いちごは鼻に抜けていくような香りがとても良かったです。
■利久のカリーナジェラート(ミルク&いちご)385円

利久のジェラート工房で丁寧に作った、食後にピッタリのかわいいスイーツ。
※フレーバーは季節などにより変更になります
いちごを食べた時は、本当にいちご畑が見えました(笑)。嘘じゃなくて、ちゃんと粒々の食感も残っているタイプのいちごだったので、見た目からも「いちごだな」と感じるんですよ。一緒に添えられている、どら焼きの皮ではさんで食べても美味しいと思いました。フレーバーは季節ごとに変わるということなので、次はどんな味になるのか楽しみですね。牛たんのお店で、こんなに推せるくらいの別メニューがあるというのも、すごく良かったです。
――では、ここから企画のテーマでもある“自分へのご褒美”について聞かせてください。どんな時にご褒美をあげたいと思いますか?
「今日頑張ったな」と思った時ですね。舞台の稽古で「今日めちゃくちゃ乗り切ったな」とか、撮影でも「今日のシーン、かなり自分が納得いくものだったな」、「濃密な撮影の中で、自分が出せたな」と思えた時でしょうか。自分の中では出演する舞台が結構センシティブだったり、アグレッシブだったりするものが多くて、いつもチャレンジングな作品が多いんです。そういう時に、「今日を乗り切った自分すごい!」って、自分で自分を褒めたいと思った時に、“ご褒美”をあげたいなと思います。
――ちなみに、新原さんにとっての“ご褒美ご飯”はありますか?
つけ麺です。ただこれには条件があるのですが、次の日が休演日だったり撮影が休みだったりする、思い切り食べられる日。むくみを気にしなくていい日に限ります(笑)。そこまで我慢して、やっとという時に食べます。もちろん、つけ汁にもこだわっていて、僕は魚介系のつけ汁がすごく好きなんです。濃厚なつけ汁が好きなので、どちらかというと麺よりタレにこだわりがありますね。
――こだわりがあるということなので、つけ麺はご自身で作ったりも?
いや、絶対に食べに行きます(笑)。色々なところに好きなお店があるので、自分で作るというより堪能しに行く、味わいに行くという感じですね。「今日はここに行く!」みたいな、“自分の中のリスト”があって、頑張ったと思った日に「今日の気分はこのお店!」と決めて行きます。地方で仕事の時にも、やっぱりつけ麺を探しちゃうんですよ。地域によって全然違ったりするので、魚介も好きですが、その土地の名産だったり、「地元で一番美味しいつけ麺屋さん」と言われているお店を探して食べに行くこともあります。「冒険してみよう」という感じですね。
――ちなみにデザートなら何が好きですか?なみにデザートなら何が好きですか?
プリンです!世界で一番というレベルで、僕はプリンが好きです(笑)。固めじゃなくて、滑らかなプリンが好きですね。だからレストランでもコンビニでもプリンだったら好きだし、カスタードが好きなのでシュークリームも好きです。
――好きな食べ物への熱さを感じました(笑)。では“食”以外なら、どんなことを自分への“ご褒美”にしますか?
ちょっと高めの基礎化粧品や、スキンケア用品を自分で色々試したり、パックをしてみたりしてリラックスして過ごしますね。
美容液やパックは、その日の状態や気分に合わせて3種類くらい使っています。鎮静と保湿とビタミンのものを使い分けていて、「今日ちょっと日焼けしちゃったな」という時は、ビタミンのパックをしたり、「今日かなり汗かいたな」とか、肌荒れしそうだなという時は鎮静系を使ったりしていますね。肌が荒れやすいタイプだと思っているので、その時の状態に合わせて使っています。韓国に仕事で行かせていただくこともあるのですが、メイクさんと一緒に行くことが多いので、「最近のおすすめのパックはどれ?」って、いつも聞いています。メイクのノリがいいものなどを教えてもらっていますね。
――良い情報をありがとうございます(笑)。
あと僕ゲームも好きで、『あつまれ どうぶつの森』や『ハートピアスローライフ』などのシミュレーションゲームが好きです。『ハートピアスローライフ』は、『あつまれ どうぶつの森』と『Minecraft』が合わさったようなゲームで、最近すごくやっています。

放送中のドラマ「税金で買った本」に出演中。演じる坑太は、クセがあるが地頭も良く、ケンカが強くて誰にもこびない主人公に憧れているヤンキー青年だ。
――では近況についてもお伺いします。現在出演されているドラマでは、クセのあるヤンキー・坑太を演じていらっしゃいますが、ご自身と似ていると思った部分などはありますか?
僕自身は結構常識人で、あまりクセはないなと“自分では”思っているんですよね(笑)。でも役者としては、クセがあった方がいいなと思います。別にあえて出したいと思って出しているわけじゃないですが、皆さんに「クセが強いな、この俳優」と思われたら、それはそれで良いかなと。だから基本的には、いつも通り演じていますね。ただ、物語が進んでいくにつれて、(主人公の)紀一にジェラシーを感じる部分が出てきたり、もともと地頭がいいキャラクターでもあるので、そこは少し意識しました。
――「地頭の良さ」は、どのように表現されたのでしょうか?
芝居中に、相手のセリフをよく聞くことですね。いつも以上に相手の言葉を聞いて、思考してから返事をする、みたいなイメージを自分の中で持っていました。もちろんセリフは分かった上で話しているのですが、相手が話したことを自分の中で噛み砕いてから相槌を打つ。「うん」と考えてから返す、などは少し意識しています。それが、そのキャラクターの地頭の良さだったり、「何を考えているのか分からない」というミステリアスさに繋がれば良いなと思って。地頭の良さを隠しているわけではないが、一見するとちょっと何を考えているのか分からない、そんな雰囲気が出せればと思っています。
――坑太がクールなキャラクターだからこその葛藤もありそうですね。
坑太って突然「うん、分かった」って、スパッと話を切ったりするところがあるんですね。逆にそれは全部を理解したうえで、今はこの人と話しても仕方ないんだと思う、察しの良さみたいな部分があって。それが、坑太の内側と乖離している部分だと思うんです。それは自分の一番深いところを隠すために、あえて話を聞いたりするってあると思うので、そこを注目して観てもらえたらと思います。ずっと葛藤しているので、意外と大変です(笑)。でも、楽しいところはすごく楽しんでいます。
――ちなみに、坑太は女子にモテるヤンキーですよね。新原さんの高校時代も、さぞモテたんじゃないですか?
ないです(笑)。
――えっ? 「男子高生ミスターコン2018」でグランプリを受賞して、“日本一のイケメン高校生”に選ばれたのに?
僕、結構なインキャなもので、告白も1回もされたことないんですよ。これは、自分だって「嘘でしょ」「なんでだよ!」って思っています(笑)。日本一ですよ?日本一になったら、1人くらい言ってきてくれてもいいじゃないですか。全然なかったですね…。卒業式も、担任の先生や友だちとしか写真を撮っていないですし。
――意外でした。では、高校時代はどんな学生だったんですか?
いつもアニメ研究部の友だちと放課後に残って、みんなでスマホゲームをしていました。僕自身はアニメ研究部ではなかったのですが、仲が良かったのでいつも一緒にいたんです。運動部でもなかったので、放課後に学校にいない人だと思われていたのかもしれないですね(笑)。校舎の一番端の教室の隅っこで、机を囲んでゲームしていたので…見つけに来てほしかったんですけどね(笑)。
――隠れすぎていて、みんな気づかなかったんですかね(笑)。
ですね(笑)。でも、チア部の子たちからバレンタインチョコをもらったことはありますよ。僕はダンスをしていたので、チア部の人たちから「部活中に、ダンスを一回ちょっと見てほしい」と言われて。見て、アドバイスをしてほしいとのことで、アドバイスしたんです。そのお返しに、バレンタインにチア部のみんなからということで、チョコレートをいただいた、という話です。
――でも、今はたくさんのファンの方が応援してくださっていますから。
そうですね。今は本当に応援してくださっているファンの皆さんがいるので、僕はすごく幸せ者です。今はたくさん幸せなエピソードがありますし、ファンの皆さんがいる時に「俺、モテてるな」と思うことができます。
――そして、10月からはミュージカルの主演も決まっています。
手話やボクシングの動作など難しい点がたくさんありそうで、自分の中でも挑戦的な作品ではあります。
ただ、(作者の)寺山修司さんがすべてを書いてくれていると僕は思っていて。今回の戯曲では、ボクシングもただのボクシングではなく、ト書き(※登場人物のセリフ以外の部分を説明する文章のこと)として、“ダンスとして表現してほしい”と書いている部分もあれば、逆に“ここはボクシング”というところもあったり、そういった寺山さんが書き残してくださったものが、すごく散りばめられている戯曲だと思います。台本の中にもかなりの要素があって、ト書きも本当に多いんです。“この時は何分くらいの尺で”といったことまで書かれていますし。なので、そこを信じて自分は飛び込むだけだと思っています。
――演出の杉原邦生さんから新原さんをキャスティングした理由も聞かれたそうですね?
はい。選んでくださった理由を聞いてすごく納得しました。僕のそこを見てくれているのだったら、自分はもう本当にがむしゃらに、無我夢中に、ある種夢を見て飛び込むべきなのかなと思っています。目的のないものではあるが、何かを見据えてというか、明確なものを言うのであれば公演というもの、皆さんにお見せすることを見据えてだと思いますが、それ以上にその先にある、皆さんに受け取ってもらえるものを見据えて頑張りたいです。
――見たことのないミュージカルが出来上がりそうですね。
僕も、本当にそう思っています。唯一無二の感じは、すごくありますね。音楽もほぼ全曲が新曲と言っていいですし、歌詞は寺山修司さんという、この感じがやはりとてつもなく豪華です。今までに絶対になかった、誰も聴いたことのない音楽を世界で初めて、地球で初めて聴く人として公演をご覧になる皆さんがいらっしゃるわけですから。そこに僕も立ち会えて、お見せできることも本当に光栄ですし、皆さんに立ち会っていただけることも、光栄だなと思っています。歌舞伎町で上演されるというのも、めちゃくちゃいいですよね。やはり寺山さんにゆかりのある場所でもあるので。
――作品では昭和という時代も描かれます。昭和を生きていない世代だからこそ感じる“昭和の良さ”はありますか?
僕自身、生きたことのない時代ではあるからこそ、逆に「ちょっと羨ましいな」と思う部分が、どんどん出てきているのが今の現状だと思います。その気持ちを乗せて、役を演じたいです。でも、それだけでは“昭和”というものをしっかり切り取るのは難しいと思うので、脚本からしか得られないものもあると思いますし、昭和のいいところだけではなく、逆にある種の悪さみたいなものも含めて、“昭和らしさ”というものを、しっかりお届けしていきたいです。
――世代によって、作品の見え方も変わりそうですね。
杉原さんがおっしゃっていたのは、今、令和に生きている僕と同世代(20代)からすると、逆にすごく新しいものに感じるんじゃないか、ということでした。また自分より少し上の世代の方だったら、「懐かしい」と思うかもしれないですし。色々な気持ちになっていただける作品になるのではと思っています。一言に“昭和”と言っても、様々な見方ができる作品になるんじゃないですかね。

――たくさんのお話ありがとうございました。最後に、この記事を読んでいる方々へ伝えたいメッセージはありますか?
この世界で生きていれば、働いて、そして誰かの何かになっていることを、皆さんも多分していると思うんです。それは仕事でもそうですし、家族や友だち、誰かの何かになることを、日々少なからず、一瞬一秒だとしても絶対にしていると思うんです。でも、それってやはり自分のためではなく、誰かのためにやっていることだと思います。仕事などがどんどん大変になって、疲れていったりもするからこそ、その時には人に与えている分、自分も受け取らないといけないと思うんです。もちろん、人から受け取っている部分もあると思いますが、自分で自分に与えることも大事です。
――“いつも頑張っている自分へのご褒美”を、ぜひ皆さんにも楽しんでほしいですね。
そうですね。僕はそれを糧にしていて、自分へのご褒美をちゃんと作ることで、気分や仕事へのモチベーションを作ったりもしています。皆さんも、もし何か気になるものや、食べたいもの、やりたいことがあったら、頑張った先のちょっとしたご褒美を作ってみてください。そんな果てしない目標じゃなくて、ちょっとしたときのご褒美です。このヒカリエにもたくさんありますし、景色を見たりするのもいいと思います。そんな風に、ちょっとしたご褒美を楽しんでいただけたらなと思います。
<衣装協力>
ニット¥79,200(Kota Gushiken info@kotagushiken.com)パンツ¥29,700(CITY TOKYO/CITY TOKYO 青山店 03-6712-6806)イヤカフ¥35,200(MARIHA 03-6459-2372)
新原泰佑 にいはらたいすけ/2000年10月7日生まれ、埼玉県出身。
4歳からダンスを習い始め、HIPHOPやJAZZ DANCEなど、様々なジャンルを学ぶ。“日本一のイケメン高校生”を決める「男子高生ミスターコン2018」にてグランプリを受賞。近年の出演作は、舞台:『ニュージーズ』『ロミオとジュリエット』『インヘリタンス-継承-』『球体の球体』『梨泰院クラス』、音楽劇:『クラウディア』、ドラマ:『アオハライド』『25時、赤坂で』『御上先生』『ちょっとだけエスパー』、映画:『YOUNG&FINE』などがある。8月24日からドラマ『税金で買った本』が放送中、また10月よりミュージカル『獅子 THE LION-BEAT』に出演。
『シフクノジカン』(Shifuku No Jikan) とは…

いつも頑張っている自分へのご褒美。
美味しいお料理を食べ、心も体もリフレッシュして頂こうという企画です。 『シフクノジカン』は個人の価値観やライフスタイルによって異なりますが、共通しているのは「心が満たされ、幸せを強く感じる瞬間」であるということ。 幸せを感じる瞬間を、著名人の方々にご自身のエピソードを交えて語って頂く連載企画です。
Photo:Hiroyuki Fujiki styling:Masaaki Ida hair & make:Naoto Iwamura (SPIELEN) text:Misaki Ito
*2026年8月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます
*営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。
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